Technology02

パイプ加工

試作1本～50万本/月の量産まで
パイプ加工のご要望を承ります。

金属パイプの切断、プレス、曲げ、溶接、組立等の一貫加工が可能です。主に軽自動車から建設機械などの車両用エアコン配管を生産しています。
生産数量に合わせて柔軟な生産体制で取り組んでおります。
熟練が必要な手作業から、全自動一貫生産ラインで生産し、高品質なご要望にそったパイプ製品をお届けいたします。

パイプ製品の搭載例
※範囲外でもご相談頂ければ対応可能です。

材質	アルミ	銅	鉄
外径	φ8〜φ29	φ4.76〜φ22	φ6
肉厚	1.0mm〜2.0mm	0.4mm〜2.0mm	2.0mm
長さ	1000mm
曲げ角	0〜180°

端末形状加工例

製品事例を見る

パイプ切断
極小曲げ加工
フランジ組付け
パイプ加工
製造工程
保有設備

パイプ切断

各パイプ材料に適した加工方法、最適条件で切断します。
ロール材の連続加工、直管材の複数同時加工等で低コスト、高品質を実現します。

極小曲げ加工

パイプ曲げ極小曲げ加工

車両の狭所スペースに取付可能ですのでエアコンユニット等の小型/軽量化が図られます。
外周部の減肉や断面積の確保のために、最適な設備、金型、加工条件を追求しております。

曲げ部減肉率 16%以下

断面積の変化 90%

フランジ組付けパイプ加工

加締め加工（フランジ組付け）

従来の「ろう付け」と比較して工数や品質面で有利です

ろう付け

フランジに差したパイプをろう付け

カシメ

パイプをカシメてフランジに固定

パイプにフランジを組付けし、パイプを成形加工することで接合部の継ぎ目を作らない加工となりますので、ろう付け作業にて発生する接合部の欠陥リスクを無くし、冷媒回路の信頼性向上におすすめです。

項目	比較	備考
部品数	少カシメろう付け多	ろう材が不要の為、部品数削減
工程	少カシメろう付け多	ろう付け、気密検査不要で工程減
コスト	安カシメろう付け高	部品数と工程削減で安価コスト
品質(止水性能)	低ろう付けカシメ高	接合部の欠陥リスク減
初期投資	安ろう付けカシメ高	專用治具起工の為、初期投資額UP

溶接加工・気密検査

アルミ、銅、鉄、ステンレスのガス溶接とアーク溶接の実績があります。
技能教育、有資格者認定の制度により、品質を確保します。
気密検査は水没式、ガスリーク検知式等、様々な方法に対応できます。

製造工程

Manufacturing Process

Process

01

切断・面取

ロール材はスピンカッター、直管材は丸鋸切断で各自動機での切断を行います。切断面のバリの除去の為、面取機にて加工を行います。
Process

02

端末加工

主にパンチ型を使用し、拡大/縮小させ、パイプの端をお客様の求める形状に加工しています。端末加工部が配管の継手部分になります。
Process

03

曲げ加工

パイプの太さ、曲げ半径によって金型を使い分け、パイプベンダーで曲げ加工しています。自動生産の為、品質の出来栄えの品も安定しております。
Process

04

カシメ加工

複数の金型を使用し、径の違うパイプとフランジを半自動で加締め、パイプの端末部を順に加工する事で継ぎ目がない接合を行います。
Process

05

洗浄

前工程で付着した、加工油や、汚れを除去する為、洗浄機に投入します。洗浄後は別エリアへ移す事で汚れの再付着を防ぎます。
Process

06

溶接

カシメ加工でない製品はユニオン、フランジ等の継手部分とパイプをガスバーナーを使用した「ろう付け」で接合させます。品番によっては部品を加熱するアーク溶接にて接合させています。
Process

07

気密検査

接合後は、接合部から漏れがないか確認する為、全数水没による気密検査を実施しています。自社内で作成した治工具および設備でパイプ内に窒素を封入し、目視にて漏れを検出しています。
Process

08

組立検査

接合部の検査合格品に対し、Ｏリングやキャップ、圧力スイッチ等を取り付け、外観検査を行います。その後、製品を梱包し、お客様で納品しております。